畳新調について

〇ここでは畳一畳あたりの料金となります。

畳を構成する以下の3つの要素の価格の合計と工賃が一畳あたりの畳の価格となります。

①畳床 ②畳表 ③畳縁(へり)

④料金(6,000円~/1畳あたり) ※要相談

畳の各材料の品質によって価格が異なります。

また畳表や縁の種類が多いため代表的な商品をご紹介いたします。

①畳床の種類

稲わら畳床

 

<素材>

稲わらを何段も重ねて圧縮した伝統的な畳床

<メリット>

耐久性、調湿性、断熱性、衝撃吸収性、リサイクルのしやすさなど優れた機能を持っている。

<デメリット>

1枚当たり30kg以上の重量がある。安価な製品は凹凸が生じやすい。

稲わらサンド畳床

<素材>

稲わらでポリスチレンフォームを挟んだ畳床

<メリット>

稲わら畳床に比べて軽く、ポリスチレンの断熱性、クッション性も併せ持っている。

<デメリット>

稲わら畳床より若干硬く、耐久性が低くなる。リサイクルしにくい。

畳ボード

 

<素材>

木質系材料から作られた畳ボードを張り重ねた畳床

<メリット>

稲わら畳床と比べて若干軽く、作業しやすい。ある程度は湿気に強くリサイクルしやすい。

<デメリット>

稲わら畳床と比べると耐久性、調湿性、吸音性、衝撃吸収性が若干劣る。

フォーム+ボード畳床

<素材>

ポリスチレンフォームを畳ボードで挟んだ畳床

<メリット>

安価で一番流通量が多い。重量が稲わらの約1/3と軽くある程度は湿気に強く害虫も発生しにくい。

<デメリット>

稲わら畳床と比べると耐久性、調湿性、吸音性が劣る。リサイクルしにくい。


②畳表の種類

国産畳表

 ・日本国内で十数か所で生産されており、色調、光沢、地合いそれぞれ地方によって様々です。

・中国産に比べ自然な色合いで蘭草にねばりがあり耐久性があります。

・価格は中国産より高くなりますが、普及品から特選品まで豊富にそろっています。

 

 

 

 

 

中国製畳表

・日本国内の約8割を占める外国産畳表です。価格が安いことから急速に使われるようになりました。

・国内産との蘭草の取り扱いの差などから耐久性は低く、色合いを統一するためにほとんどの畳表に着色料が使われており、自然の風合いに欠ける物になっています。しかし最近は日本の蘭草を中国に運び栽培、日本の企業の技術指導により上質な畳表も作られるようになってきています。

 

新素材畳表

 天然の蘭草を使用せず、全くの新素材を使って畳表風に仕上げた製品です。原料はメーカーによって様々ですが、天然の和紙やポリプロピレンを原料としているものもあります。従来のイグサ畳表にくらべ耐久性が有り、変色もほとんどなくダニやカビの発生も抑えます。ただ天然のイグサ畳表に比べ自然な風合いや色合いに乏しく特有の香りもありません。また価格の面でも割高になります。

 

 

 

 

 

 


③縁の種類

当社では数多くの種類の縁を取り扱っており、縁のみの販売も行っております。

また当社にて在庫していない縁でもお取り寄せが可能です。

お気軽にお問い合わせください。